全国1000万人のフォークリフトファンの皆様,お待たせしました。今週の「海外ゲーム四天王」は,arado rmt,働く車を描いた異色作「Forklift Truck Simulator 2009」を皆様へお届け。 このゲーム,もともとはライターのUHAUHA氏がいつものように,例によって,毎度毎度,相変わらず「ええと,ここだけの話ですけどね,いいゲームがあるんですよ」と,私に話を持ちかけてきたのが発端。なに,フォークリフトのシミュレータ? それは興味深いじゃないか。 ここで私が思い出すのが,「シェンムー」の中にあったフォークリフトのミニゲーム。聞くところによると,私と同じ思いを抱いた人は多いらしいのだが,荷物運びにせよレースにせよ,あのミニゲームはやたらと面白く,できることなら本編に戻ることなく,このままずっとフォークリフトを運転していたいと思わせるほど熱中したのである。 また,もう一つ思い出すのがのミッション「Robbing Uncle Sam」だ。これは相棒のRyderと一緒にオーシャン?ドックにある州兵の倉庫に忍び込み,軍需物資を強奪するというものだが,頭の悪めなRyderがどんどん前に飛び出して警備兵に撃たれるので,フォークリフトの運転中,撃ち合いもしなくてはならないという慌ただしいミッションで,やっかいなフォークリフトの操作も含め,たいへん面白かった。こうして考えてみると,フォークリフトにはいい思い出が多い。 本作を開発したのは,ドイツのパブリッシャ/デベロッパである,astragon Softwareで,pso2 rmt,ズーから発売されたのメーカーだといえば,雰囲気がなんとなく分かってもらえるはずだ。同社は,本作のほかにレッカー車のシミュレータ,消防車のシミュレータ,ハンドボールのシミュレータ,市バスのシミュレータ,そして土木機械のシミュレータなどを世に問うており,また携帯ゲーム向けのカジュアルなタイトルをパブリッシングするなど,ラインナップの偏りや,さりげなく混ざっているハンドボールがとても気掛かりではあるが,なかなか充実している。 フォークリフトとは,荷物を運搬することを目的とした特殊車両で,前方にグッと突き出した“フォーク”が特徴。このフォークを荷物の下や“パレット”と呼ばれる専用台に突っ込んで持ち上げ,所定の場所に移動するという仕掛けだ。業務用特殊車両の中では見る機会も多く,親しみやすいものの一つではないだろうか。
関連トピック記事:
0 件のコメント:
コメントを投稿