2013年1月25日金曜日

ソニー初のゲーマー向けヘッドセットシステム「DR-GA500」レビュー。総合メーカーの本気は何を生んだか?

。USB接続時はここを使ってボリュームを調整することになるようだ もう1つの入力インタフェースであるUSB接続時だが,まず,Windowsからコントローラのメーカーを調べてみると,定番のC-Media Electronics(以下,C-Media)製。とおり,USB接続時は2ch入力となり,以降の処理はアナログ入力時と同じなので,C-MediaのチップはD/A?A/D変換機能のみを提供しているのだと思われる。  気になる音賰A向は,デジタル入力ということもあるのかどうか,アナログ入力時と比べて低域と中高域の持ち上がった印象がより強くなった。X-Fi Titaniumと接続したときと比べると,ドンシャリ感が多少増して聞こえる。個人的な好みでいえば,X-Fi Titaniumと組み合わせたアナログ接続のほうが,いい具合に丸まっていて好みだ。  ちなみに平均音圧レベルはアナログ入力時より若干高め。筆者がテストした限り,USB接続時はWindowsからのボリューム制御やミュートが効かず,DP-GR500の背面に「GAIN CONTROL」として用意されたボリュームコントローラを利用する必要があった。 VPTを利用したサラウンド定位感は抜群現在考え得る最高のバーチャルサラウンド環境 でも明言されているように,オープンエア型なので,音漏れはする。基本的には,自室でじっくりとプレイする人向けの製品だ  以上を踏まえ,いよいよ“本丸”,ゲームを使った試聴に移ろう。  まずはX-Fi TitaniumからDP-GA500プロセッサボックスにアナログ7.1ch入力して,maplestory RMT,VPTをFPSモードから。COMPRESSIONは[OFF]としている。  で,その結果だが,これは驚くべき完成度である。「効果音が今どこで鳴ったのか」が,ピンポイントでよく分かる。とくに,後方の定位(≒音がどの方向で鳴っているのか)が圧倒的に優れている。  CMSS-3DheadphoneやDolby Virtual Headphoneでも,もちろん定位は分かるが,DR-GA500と比べると,“もっと広い範囲”。「ああ,今のは左後方だな」くらいの感じ方となるのに対し,DR-GA500では,効果音が「点」で定位しているため,rmt,「左後方の,どこにいるか」まで分かってしまう。ソニーの西野康司氏は,「バーチャルサラウンドでは,単に機能を有効にするだけでは不十分で,ヘッドセットに最適化した調整を行わなければならない」といった旨のが,まさにこれこそが,「最適化」のもたらす効果なのだろう
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