2013年2月21日木曜日

男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第157回「誰が為のゲイムか」_3

。作品ごとに好き度合いの差はあるけど,だいたいどの作品もプレイしているし,その都度,面白いと思っている。私がゆるいゲイマーだっていうのも理由かもしれない。でもそれ以上に,レベルファイブが目を向けている先が「ゲイムに馴染みのない」層だということも,おそらく関係しているんじゃないかと思っているわ。  勘違いされたくないから補足しておくけど,どの作品もゲイム好きがプレイして楽しめるだけのレベルは,高い水準で維持しているわよ。それプラス,ゲイムのことをよく知らない状態の人がプレイしても,ちゃんと楽しめるものになっているという意味の「面白い」なのね。  そういう「ゲイムに馴染みのない」人の気持ちになってゲイムに誘導できているから,私はレベルファイブ作品が好きなんだと思う。言ってしまえば,DQ10 RMT,私は作品そのものというより,むしろレベルファイブという集団から伝わってくる姿勢が好きなのかもしれないわね。  世の中にゲイマーは多いけど,それでも国民レベルで考えたときには,ゲイムに馴染みのない人のほうが多い。だったら,そちらの層に目を向けたほうが,ゲイムの未来にとって可能性があるんじゃないか。……これは目先の利益だけを考えているのではなく,その先を見据えた場合,極めて真っ当な考え方だと思う。  きっと,レベルファイブ作品がアニメやプラモデルなんかとよく連動するのって,その考え方がベースにあるからこそ生まれたんでしょうね,aion RMT。  そして,二ノ国はその逆パターン。国民的認知度の高いジブリのアニメをゲイムに取り込んだ訳ね。そうすると,ジブリアニメのテイストは残さなきゃいけないし,かといってアニメに依存していいわけではなく,ゲイムとしても成立させなきゃいけない。じゃなかったら,ゲイムである必要がなくなってしまうわけだから。そして二ノ国においてそのバランスは,私が感じるに高い水準で取れている。  ただ,ここがエンターテイメントのややこしい点で,気軽にプレイするだけの側からしてみると,どういう狙いで作られているかは関係ないの。重要なのは,ヤってみて面白いかどうか。  でも,レベルファイブがすごいのは,アニメとの融合だけでなく,ゲイムとしてもまったく手を抜いていないところ。穴がないのよ。普通に面白いの。この連載で何度も書いてきているけど,この「普通に」はすごく重要。好き嫌いは別にして,誰がプレイしても楽しめてしまう。これって実は,本当に難しいことだと思うの。
関連トピック記事:

0 件のコメント:

コメントを投稿